【女の事件】十三日の金曜日
第30話
ふさこは、救急車で高松市新田町にある救急病院に搬送された後、集中治療室にカクリされた。

医師の説明によると、ふさこは集団で犯されてしまった時に子宮が大きくハレツしていた上に、複数箇所の内臓が大きく損壊しているそのまた上に、ラッカーで吹き付けられた際に呼吸器に強烈なシンナーが入り込んだので呼吸器不全におちいっていた…助かる確率が極めて低いので、覚悟しておくようにと言うていた。

ひろのりは、より強烈なショックを受けたので立ち直れなくなった。

ひろのりは、ふさこが助かる見込みはないと聞いてふさこのことをあきらめるのと同時に自身の結婚をもあきらめることを訣めた(きめた)。

その一方で、まさのりは母親にこぶしをふりあげて『ふさこにグロウされたからリコンしてやる!!』とイカクした。

母親は、まさのりが言うた言葉を聞いて激怒していたので、宮脇町にあるふさこの家へ行って『リコン届けを持ってきたから、サインしなさいよ!!』とふさこの両親にこぶしをふりあげてイカクした。

ふさこの両親は、まさのりの母親からふさこがまさのりをグロウしたと言うのを聞いたので『ふさこはまさのりをグロウするようなことはしていない…私たち家族もまさのりをひとりぼっちにさせたくないので一生懸命になって努力をしている。』と言うてハンロンした。

まさのりの母親はふさこの両親に対して『知人に頼んで、ヤクザを呼ぶから覚悟しておきなさい!!』と叫んだあと、一方的に話し合いを切ってしまった。

ふさこがまさのりをグロウした…

ふさこは思いやりがあるいい子なのに…

リコンするからリコン届けにサインしなさいよ…

ふさこともう一度話し合いをしてほしい…

双方が押し合いへし合いを繰り返していたので、話し合いがこじれた。

そして、10月13日の金曜日の深夜3時27分頃に、恐ろしい悲劇が病院内で発生した。

ところ変わって、高松市新田町にある救急病院にて…

(ピンポーン…ピンポーン…ピンポーン…)

3時26分頃に、病院のナースセンターにナースコールが鳴っていたので、当直の看護婦さんが急いでナースコールを求めている患者さんのもとへ行こうとしていた。

この時に、ふさこがカクリされている集中治療室で不気味な金属音が聞こえていたので、看護婦さんは集中治療室へ向かっていた。

看護婦さんが集中治療室に着いた時であった。

集中治療室にいるふさこがギロチンの上に寝かされいた。

ギロチンには、タイマーがセットされていた。

時計が3時27分になったのと同時に、ギロチンが作動した。

ギロチンの刃が、ふさこの身体の上に墜ちて(おちて)しまった。

「ギャァァァァァァァァァァァァァ!!ギャァァァァァァァァァァァァァ!!」

看護婦さんは、目の前でギロチンのやいばがふさこの身体の上に堕ちてしまった現場を目撃したので、強烈な叫び声をあげた。

事件発生から60分後のことであった。

香川県警のパトカー30台が病院の駐車場にたくさん駐車をしていたのと同時に、刑事たちがあわただしく病院内へ入っていた。

集中治療室では、鑑識警察官たちが現場検証をしていた。

犯行に使われたギロチンは、病院内にはなかったので、ケーサツは事件の前に紛失届けがなかったかどうかを調べていた。

その結果、事件の3日前に多肥上町の石材店の倉庫からギロチンが紛失したと言う届けが出ていたので、もしかしたら3日前に紛失していたギロチンが使われた可能性があると判断して捜査を開始した。

しかし、事件に結び付く確固とした証拠がとぼしかったので、捜査は行き詰まっていた。

ふさこは、墜ちてきたギロチンのやいばで命を墜とした(おとした)ので、ふさこの両親は悲しみにくれていた。

一体…

なんの目的でギロチンが使われたのだろうか…

ふさこはなんの落ち度もないのに…

どうして命を墜としてしまったのであろうか…

一体…

どうなっているのだろうか…
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