僕と空の好きな君。

僕は気になってひなに問いかけてみた。

｢最近元気ないじゃん、どうしたの？｣と。
そしたら彼女は目を逸らしながら笑った。

｢え？そんな事ないよ！何言ってるの！莉多ったら〜！｣なんてまるで何かを隠してるようで。。



｢真面目に聞いてるんだけど。｣と少し強く言った。


すると彼女から溢れるばかりの涙で泣きながらこう言った。

｢私には寿命がないの……1ヶ月だって…それでね？私は変な事言うかもしれないけど…莉多の事が好きなの…恋愛として好きなの…｣と。




僕は突然の告白で驚きも隠せなかった。
彼女の病気、寿命、そして何より僕のことが好きだということ……


僕は強く強く抱きしめた。残りの1ヶ月を楽しもうと。そう心に誓った。