太陽は闇に溺れてる。
闇に隠れた月


?side




男の周りには誰もいない。




プルルルルルルルルルルルルッ



ピッ




?「…俺だけど」



低い声が響く。



?『…どうした?』


?「…茅野組について。計画を邪魔されたくねぇ、見張りをつけておいてくれ。」


?『計画?…まぁいいわ、___はどうするんだ?』


?「…あいつなら大丈夫だろ」


?『とか言って1番お前が心配してるくせに。』


?「うっせぇな、切るぞ」


?『…おう、じゃあな』




ピッ




?「…俺がやるしかねぇ」






男の決意の言葉は、誰にも聞かれることなく消えていった。







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