(仮) 【純愛DAYS〜3人のseason〜】
『せいじっ……』

『わかった。
何があった?
話すのはあとからでいいから』





しばらく、
誠実の胸に顔をうずくまって泣いた





すべてのことを説明したあと……





『そっか…。
マジか…。
嫌だな、付き合ったばかりなのに…。
でも俺は離れない。
ずっと離れないから…。
離れてしまっても大丈夫。
ツライな。
一緒に行こう…』

って




『今は決まったことだろ。受け入れるしかないじゃん。
離ればなれは俺だって寂しい…。
会いにいくよ、絶対…。
大丈夫』


って…


優しさに包まれた、
この日の夜__







泣きはらしたまま、
誠実だけが支えだった…。





『そっかー…ありがとう…。』

『光里っ♪ お前は笑え♪♪ 』



そう言ってくれる誠実に、
抱きついて離れなかった。



『うんっ♪ 誠実の前では笑っていたい』


そう言えたよ…。



嘘偽りない、
思っていること、言えたよ。




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