(仮) 【純愛DAYS〜3人のseason〜】
行くあてもなく、
携帯とお財布を持って飛び出したまま…


たどり着いたのは、
寒くて暗い夜の河原だった。






泣きじゃくりながらも、
携帯を片手にメールを送っていたのは…














誠実だった。





【誠実…

誠実に会いたい…。

力を貸して欲しい。

もう無理……】





送信した直後。




『もしもし…?光里?
どうした?』

『グスッ……。親との喧嘩が…。会いたい…。河原に来れない?』

『わかった…。今から行く…』





キキーッ…





自転車に乗った誠実…


すぐ側なのに、
自転車に乗って来たの?



ちょっとした疑問がわくなか、
自転車を乗り捨てて走ってくる





『光里っ……』




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