ネクロポリス



そのときネクは

両親の遺した手紙を思い出した。



“・・・ネク、最後にひとつだけ

これだけは絶対に忘れないで。

困ったときは、白い野菜を

食べなさい”






・・・ネクは

とっさに白いブロッコリーを

手に取ると、

夢中でかじりついた。





途端に、





体をつきさくような痛みが

ネクを遅った。








「あああああ―――!!!」





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