ネクロポリス



「母さんを


守りきれなかった分は


これで許してやるよ


・・・父さん。」



「へっ・・・


なかなかイイ拳もってんじゃねーか


ネク。」



14世はだ液を手の甲で


ぬぐいながら


口角を持ち上げた。


「感動の再会もいいけど


今はそれどころじゃ


ないわよ!」



ミャンの言うことは


もっともだ。


先刻の火災のせいで


研究所は今にも


崩れ落ちそうである。
< 54 / 69 >

この作品をシェア

pagetop