ネクロポリス






一瞬の出来事だった。



気が付けばネクは


14世の腕の中にいた。



14世の体は温かく、


かすかにふるえていた。




言葉がなくても14世の全てが


ネクに伝わった。












今までネクが抱えていた闇が、


もうこの時には


どこにも


なくなっていた。






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