ネクロポリス



「おはよう、ネク。」


パソコンからボクへと


視線を移し、


いつもと変わらぬ笑顔を


見せてくれるミャンがそこにいた。



そう、彼女の体には


ボクと同じ血が流れている。





ボクの姉


・・・ボクの大切な人。





父の記憶が戻ったときに


ミャンが姉だと判明した。


今ではボクにも彼女にも


大切な人がいる。



それでもボクらは


お互いを愛している。


これは誰にも


止められないことであって、


仕方のないことなんだ。





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