蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…

帰りの電車が少し混んでて
よろけた時に藤本くんの腕につかまった


「ごめん…」


「大丈夫?」


私は、鼓動が早くなった



テストが終わったら
藤本くんに返事をしなくちゃいけない



テストまで、あと3日…



「じゃあ、また明日」


「うん、数学ありがとう、また明日ね」


藤本くんが先に電車を降りた




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