蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…

学校の帰りに
私は、ひとりでよく公園に行った



先生と来た公園

コーラを飲む先生の姿を思い出す



カバンにつけた
先生からもらったキーホルダーを
強く握った



いつも先生の姿を探す

いるわけないのに…



「紅」


聞こえるはずのない声



「紅」


…先生?



振り返ると先生が立ってた


「久しぶり…」



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