蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…

「お年玉代わりに好きなの食べて」

亮さんが私と友達におごってくれた



私と友達は、りんご飴にした


「りんご飴の色、私好きだな〜
かじると外側の飴が、りんごに滲むんだよね
キレイな紅色…
なんか、紅ちゃんみたい」

茜さんが言った



「オレ、りんご飴食べてる女の子、好きだな…
ふたりとも口が赤くなって、色っぽい
いいな…女子高生は、かわいくて」

亮さんがそう言って茜さんにつねられてた



先生と目が合った


ドキッとした…



< 211 / 318 >

この作品をシェア

pagetop