蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…

➖瞬➖


「じゃあ…寝る?」



「うん」



隣の寝室のドアを開けると
空気が冷たかった



紅が先にベッドに入った

なんとなく、オレのスペースが空けてあった



「それしか布団ないけど
寒くない?」



「うん、大丈夫
冷たくて気持ちいい」



オレは、なかなかベッドに入れずにいる


なんとなく、覚悟ができない


する覚悟なのか、しない覚悟なのか
自分でもわからないけど…



紅が待ってる…


オレは電気を消してベッドに入った




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