蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…

かわいい人だった‥

もちろん、そう言えなかったけど



寝る前にあの人を思い出した

隣で笑って写る先生も思い出した



先生と私は、先生が言うとおり
先生と教え子でしかない



自分の部屋に簡単に入れるのも
私がいる部屋で着替えるのも
女の子として見てないからで…



それはすべて当たり前のことなのに
私は、気持ちが沈んだ



そして、なぜか先生にLINEした


〔先生
やっぱり映画観に行きたいな〕




翌日、返事がきた

〔土日は予定があるから
金曜の夜ならいいよ〕



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