蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…
「紅の気持ち…なんとなくわかってた
オレのこと、好きなんだなって
…
オマエ、わかりやすすぎ
…
でもオレも好きだったのかも
いつからだろう…
自分でもわかんないけど
…
でも年の差もあるし
紅、中学生だったし
…
オレも働いてなかったし
…
恋愛とかじゃないと思ってた
…
高校行ったらきっと他に好きなヤツできて
そいつと付き合って
それならその方がいいって‥
…
入学してからオマエからLINEきたけど
少し無視してた
…
オレが相手にしなきゃ諦めるかなって
…
でも亮と茜にも言われて
オレがハッキリしなきゃ
お互いに次に進めないって
…
昨日、ホントはハッキリ言おうと思ってた
…
今日が最後って…
…
なのに、最後にできなかった
気持ちが抑えられなかった
…
けど、好きだとは告ったものの
オマエ驚いてたし
なんか心配させたかなとか…
帰ってからずっと考えてた
…
…
これがオレの気持ちだから…
…
別にこの先、付き合うとか
嫌だったら、考えなくていいから…」
先生にそう言われて突き放されたような‥
でも心配してくれてるのかな‥
私のこと