蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…

「ホントは、今ももっとくっつきたいけど…
オマエ、そんな薄着だし
これ以上近寄ったら
オレ、抑えられないと思う…
だから、毛布貸したんだ」

瞬が少し恥ずかしそうに言った



「あと‥ごめん、聞いても、いい?
紅、さっきの…初めてだった?」



私は恥ずかしくて下を向いて頷いた



「ごめん、こんなオレの部屋で…
なんか、もっといいシチュエーション
考えとけばよかった」



私は下を向いたまま首を横に振った


瞬の顔を見るのが恥ずかしかった


どんなシチュエーションでも
すごく嬉しかった



「…瞬、好き…」

瞬を見た



「紅…もう一回、して、い?」


私は頷いた



ーーーーー



瞬は、私を抱きしめて
キスをした


瞬の肌の温もりが
感じるぐらい密着した


ドキドキした…



目を開けると瞬の顔が近くて
恥ずかしかった



外の光が入ってきて瞬の横顔が透けて見えた



瞬、好き…

どんどん瞬が好きになっていく



「紅、好きだよ…」

瞬が言ってくれた



「私も大好き…」



瞬は、私を一度離すと

「オマエの身体冷たい!
高校卒業するまで、毛布貸すから!」



???


私が首を傾げると
毛布を私の身体にかけて
もう一度、抱きしめてくれた



「…オマエ、かわいすぎ‥
オレ、ヤバイかも…」


そう言って瞬は、また私から離れた



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