蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…
まだ受験生じゃないから
ずっと勉強してるわけじゃなくて
リビングで一緒にテレビを見たりゲームをしたり
仲良くしている私達を見て
ママもパパも喜んでた
「瞬くん、よかったらご飯食べて行って」
みんなで夕飯を食べる時もあった
パパと一緒にビールを飲むこともあった
条件付きで
泊まってもらってもいいよ
ってママが言ってくれた
瞬は最初断わってたけど
私が瞬にお願いした
条件付きというのが
先生は、お兄ちゃんの部屋で寝る
という事だった
お兄ちゃんは嫌がってた
お兄ちゃんの部屋に友達が泊まりに来てる時も
一緒に寝てたから、おかしかった
それでも私は
隣の部屋に先生がいる
朝起きると先生にすぐ会えることが嬉しかった