蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…

「そろそろ勉強しようかな」

そう言って私は部屋に行く



勉強というより
瞬とふたりになりたい時



「先生」

教科書越しに私が呼ぶと
ノートから目を私に移す時の
瞬の上目使いが私は好き


私がムダに呼ぶから
もぉ見てくれなくなった



いつも想う

瞬、好き…



「瞬…キスしたい‥」



「じゃあ、ここまでやったらね」


瞬は頬杖をつきながら
優しく言った



瞬、大好き…



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