蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…

「おはよ」

ーー

瞬が軽くキスをした



私は
キュンとする



さっき
パーカーを閉める時
アザがあった気がした…

私は気になって瞬に見てもらった



「ねぇ、ここ、なんかなってる?」

鎖骨の下の辺りを瞬に見せた



「だからぁ、こーなるから
前、ちゃんと閉めといて!」



「?…ケガ?」



「そお‥かも…
絆創膏貼っときな…」


私は机の中から絆創膏を取ってきて
瞬に貼ってもらった



痛くもない痒くもないケガを
私は絆創膏の上から触った



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