逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
クールな出来る大人なイメージだけど、実際は照れ屋で不器用な人かも。
タイミング悪いし、お姉さんにバカにされるし。
なので、思わず、
「職場では私だけ隠し事に苦労していたと思っていたけど、蓮さんは今も進行形で…。
大丈夫?辛くないの?」
「まあ、もうそろそろ潮時かなとは思ってるよ。
そろそろ後継者一族として顔売っていかないとね。
近々、本社へ移動するかもしれない。
兄達も30歳頃に経営に携わりはじめたから。」
「そっか。頑張り時なんだね。
蓮さんもターニングポイントか。」
「芽衣はホントにどこか行こうとしてるのか?
もしオレが傷つけてるのが原因ならヤケにはならないで。
もちろん、目標があるのなら応援したいとは思ってる。
でも、やっぱり手離したくない…。」
ポケットに一緒に入った手が一瞬強まった。
答えが出せず、しばらく沈黙。
そこへ、パレードが始まる音に沈黙から解放され、遊びをどうにか再開させた。
夕方も近くなり、お土産を買ったり。
「職場にこのかわいいクッキー持っていってみたら。
もう、みんな絶対感激するね。」
「もしかして、オレの困るとこ見るために、Dランドにした?
被り物といい、クッキーなんて持っていったら、クールな課長像が崩れるからダメです。
期待を裏切るだろ、それ。
まあ芽衣になら素のオレ見せてもいいけど。」
タイミング悪いし、お姉さんにバカにされるし。
なので、思わず、
「職場では私だけ隠し事に苦労していたと思っていたけど、蓮さんは今も進行形で…。
大丈夫?辛くないの?」
「まあ、もうそろそろ潮時かなとは思ってるよ。
そろそろ後継者一族として顔売っていかないとね。
近々、本社へ移動するかもしれない。
兄達も30歳頃に経営に携わりはじめたから。」
「そっか。頑張り時なんだね。
蓮さんもターニングポイントか。」
「芽衣はホントにどこか行こうとしてるのか?
もしオレが傷つけてるのが原因ならヤケにはならないで。
もちろん、目標があるのなら応援したいとは思ってる。
でも、やっぱり手離したくない…。」
ポケットに一緒に入った手が一瞬強まった。
答えが出せず、しばらく沈黙。
そこへ、パレードが始まる音に沈黙から解放され、遊びをどうにか再開させた。
夕方も近くなり、お土産を買ったり。
「職場にこのかわいいクッキー持っていってみたら。
もう、みんな絶対感激するね。」
「もしかして、オレの困るとこ見るために、Dランドにした?
被り物といい、クッキーなんて持っていったら、クールな課長像が崩れるからダメです。
期待を裏切るだろ、それ。
まあ芽衣になら素のオレ見せてもいいけど。」