逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
「どうした?百面相してる。」

「酷い!嬉しいだけなのに。」

「そう。まあ、数日ぶりに会えて嬉しいのはオレもだな。
ホテルの独り寝は寂しい。ねー、今日泊まっていい?」

「私のベッド狭いよ。明日も仕事でしょ?」

蓮さんのベッドはキングサイズだけど、私のはダブルだ。

「いいよ、引っ付いて寝れるし。」

「ふふふ。いいよ。蓮さんと寝るとあったかい。」

「暖房かよ。まあ、芽衣は柔らかくて気持ちいい!」

「なっ!ぷよぷよみたいに言わないでよ。」


どちらかの部屋で寝泊まりすることも増え、じゃれ合う時間が楽しい。

今が最高に楽しい時期だった。
ほんと、この時が幸せの絶頂だったと思う。
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