逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
「メイ、婚約おめでとう。
君が結婚するなんて、もうあの頃とは違うんだね。
学校での君を思い出したよ。」
微笑みの貴公子だ。
「ロベルトも立派になったね。仕事でも活躍してるんでしょ。」
「仕事ではね。でも何かにつけて王室がついてまわる。
今回も要人警護が厳しくて自由に動けないんだよね。」
「不自由なんだ。自国でも、旅先でもって。
息抜きはどこでするの?」
「ニューヨーク。いがいにバレない。プライベートでも時々出かける。」
「ふふふ。側近の方は大変ね。」
「メイはこれからもメイらしくいてね。
多分、君が好きだったよ、あの頃。
王室の人間でみんなが贔屓目で見ていたけど、君はすごく平等だった。
特別褒めるでも、嫌がるでもなくて誰よりも普通に僕を見てくれていたから。
この前スイスで会った時も変わらずで安心した。」
「そう?結構泣き上戸だったから優しくしたと思うんだけど?
ロベルトだって、偉くなったのに偉そうじゃないよ。」
「イヤ、メイだからだよ。
仕事では権力振りまいてる、嫌な奴だよ。」
「ふふふ。泣き上戸バレないといいね!」
楽しい一時だった。
後日プライベートで千歳の店へ案内する予定だ。
君が結婚するなんて、もうあの頃とは違うんだね。
学校での君を思い出したよ。」
微笑みの貴公子だ。
「ロベルトも立派になったね。仕事でも活躍してるんでしょ。」
「仕事ではね。でも何かにつけて王室がついてまわる。
今回も要人警護が厳しくて自由に動けないんだよね。」
「不自由なんだ。自国でも、旅先でもって。
息抜きはどこでするの?」
「ニューヨーク。いがいにバレない。プライベートでも時々出かける。」
「ふふふ。側近の方は大変ね。」
「メイはこれからもメイらしくいてね。
多分、君が好きだったよ、あの頃。
王室の人間でみんなが贔屓目で見ていたけど、君はすごく平等だった。
特別褒めるでも、嫌がるでもなくて誰よりも普通に僕を見てくれていたから。
この前スイスで会った時も変わらずで安心した。」
「そう?結構泣き上戸だったから優しくしたと思うんだけど?
ロベルトだって、偉くなったのに偉そうじゃないよ。」
「イヤ、メイだからだよ。
仕事では権力振りまいてる、嫌な奴だよ。」
「ふふふ。泣き上戸バレないといいね!」
楽しい一時だった。
後日プライベートで千歳の店へ案内する予定だ。