逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
「今更だよ…。
辛くて都合のいいところだけ、記憶を消した。
私は逃げたの。」

「もう、しっかり休養もしたでしょう。あとは思ってること、彼にさらけ出しなさい。
芽衣はそんな弱虫じゃないわよね。
彼もそんなんじゃ、ウジウジしたまま。
結論が出たら、また好きなことをしたらいい。」


やっぱりそうなるのかな…。
ちゃんと話すべなのか。
私達の時計を進めるために…。


しばらく考えて、

退院して、実家へ戻ったら必ず連絡すると伝言を頼んだ。
その時には会ってほしいと。

待っている。と返事がきた。
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