逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
再会
九条グループのホテルのレストランの個室で会うことになった。
母がセッティングしてくれた。
兄は反対するだろうから、内緒で会うようにと…。
見つかっても母が決めたことなら、反論出来ないだろう。
我が家の影のドンは母だから。
個室へ母と行くとすでに、彼がいた。
「あとはゆっくり話し会ってね。」
そう言って、笑顔でヒラヒラ手を振って出て行った。
「今日は会ってくれてありがとう。
体調はどう?
とりあえず、ここ座ろう…。」
椅子を引いて座らせてくれた。
「ありがとうございます。」
「あの、芽衣!、さん…。」
「はい…。」
「色々と…、ごめんなさい。」
叱られたワンコみたいに、殊勝に頭を下げた。
三十路の男が、いつも出来る男が、みんなにキャーキャー言われてる男が
ごめんなさい…って
その姿が可笑しくって…。
俯いた。
「芽衣…、さん?」
恐る恐る伺う。
母がセッティングしてくれた。
兄は反対するだろうから、内緒で会うようにと…。
見つかっても母が決めたことなら、反論出来ないだろう。
我が家の影のドンは母だから。
個室へ母と行くとすでに、彼がいた。
「あとはゆっくり話し会ってね。」
そう言って、笑顔でヒラヒラ手を振って出て行った。
「今日は会ってくれてありがとう。
体調はどう?
とりあえず、ここ座ろう…。」
椅子を引いて座らせてくれた。
「ありがとうございます。」
「あの、芽衣!、さん…。」
「はい…。」
「色々と…、ごめんなさい。」
叱られたワンコみたいに、殊勝に頭を下げた。
三十路の男が、いつも出来る男が、みんなにキャーキャー言われてる男が
ごめんなさい…って
その姿が可笑しくって…。
俯いた。
「芽衣…、さん?」
恐る恐る伺う。