逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
ふふふ。
こんなやり取りが可笑しくて…。
でも、ほんとは少しだけ寂しい。
距離が離れて会う機会が減ったら、蓮さんに好きな人が出来ても仕方ない。


カクテルを飲みながら
「ちょっとだけホントは寂しいよ。」

「ちょっとだけ?まだまだだな、オレ。」

「なんだかんだで泣き言結構聞いてもらってるし。」

「泣くほど苦労したら、オレのありがたみが身にしみて…。
案外有りだな、ニューヨーク。」

「笑いたくなったら、電話する!」

「お笑い要員かよ。ここ最近のキャラ完全崩壊じゃない?
モテなくなったら、芽衣のせいだからな。」

「ふふふ。私はしっかり女磨き頑張ろうっと!」

「ほどほどにしろよ。ぶっちぎりでかわいいから…。」

「あーほめてくれる人って貴重なのに。ほめて伸びるタイプだから伸び悩むかも。」

「そのくらいで丁度いい。頑張りすぎんな。無理すると倒れるから。」

「うん、私らしくやってみる。」

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