逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
「お腹すかない?歩き疲れただろう。ランチ外に出てからにする。
まだ、見たいなら園内のレストランでも。」

どうしたいか聞いてくれる。

「あの、ですね。ちょっとした軽食を作ったのですが、良かったら。如何かなと。」

言っててなんか恥ずかしくなってきた。
単にいつもご馳走になってばかりだったからで、他意はないはず。
初デートで手作りって引くかな。。やっぱやめとけば良かった。

すると満面のの笑みで
「芽衣さんが、手作り!うわぁ、めっちゃヤバい。うれしい。
喜んでいただきます。」

「期待されたら出しにくいです。クロワッサンサンドと五目おにぎりです。
後はおやつ唐揚げを少し。」

手軽に食べられるようにランチバッグに入れてきた。荷物も少なくていいし。

休憩スペースに座って、くつろぐ。
お天気も良く過ごしやすい。
家族連れもお弁当を広げて楽しそうだ。

広げると

「美味しそうだ。いただいていい?」

どうぞ。と手で合図した。

「うわぁ、美味い!マヨネーズとの相性絶妙。」

そう言って、サンドもおにぎりも唐揚げも喜んでくれた。


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