逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
謝罪
翌朝、辞表を手に会社へ向かおうとマンションのエントランスへ。
運転手の中村さんが待っていてくれた。
「どうして?」
「副社長から送迎をとのことです。」
「ありがとうございます。」
お帰りもこちらでお待ちしております。と言ってくれた。有り難かった。
きちんと謝罪するつもりで九条芽衣としての装いでエントランスを通った。
通り過ぎる人が振り返っていく。
社員証をかざして入館し、総務部へ。
課長の席へ行き、辞表を提出した。
別室へ行き、九条家の娘であることを隠し、平野性で入社したこと。
昨日の事を説明し、責任を感じている事を謝罪した。
「出来れば、今日から有給消化で、そのまま退職したいのです。
それと、総務部の方へ一言挨拶をさせて下さい。」
その後、総務部で急な退職を詫びた。
久美先輩と落合君が来て事情を察してくれた。
「よく化けたわね。やっぱり芽衣ちゃんはかわいい。でも、辞める事ないじゃない。
素の自分を隠して何がいけないの?
みんなヒミツの一つや二つ。ねえ?」
「そうですよ。芽衣さんの中身が変わるわけじゃないんですから。
うどんとプリンが好きなのは本当でしょ。
僕だって、内緒話ありますよ。昨日助けてくれた子、実は僕の今カノです。」
運転手の中村さんが待っていてくれた。
「どうして?」
「副社長から送迎をとのことです。」
「ありがとうございます。」
お帰りもこちらでお待ちしております。と言ってくれた。有り難かった。
きちんと謝罪するつもりで九条芽衣としての装いでエントランスを通った。
通り過ぎる人が振り返っていく。
社員証をかざして入館し、総務部へ。
課長の席へ行き、辞表を提出した。
別室へ行き、九条家の娘であることを隠し、平野性で入社したこと。
昨日の事を説明し、責任を感じている事を謝罪した。
「出来れば、今日から有給消化で、そのまま退職したいのです。
それと、総務部の方へ一言挨拶をさせて下さい。」
その後、総務部で急な退職を詫びた。
久美先輩と落合君が来て事情を察してくれた。
「よく化けたわね。やっぱり芽衣ちゃんはかわいい。でも、辞める事ないじゃない。
素の自分を隠して何がいけないの?
みんなヒミツの一つや二つ。ねえ?」
「そうですよ。芽衣さんの中身が変わるわけじゃないんですから。
うどんとプリンが好きなのは本当でしょ。
僕だって、内緒話ありますよ。昨日助けてくれた子、実は僕の今カノです。」