逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
イケメン
月曜日の朝、花瓶の花の手入れをして気分良く仕事していた。

いつも通りの通常運転。
お昼になり久美先輩と落合君、彼と同期で受付の谷口さんと一緒に食堂で
ランチをしていた。

「今日配属された、海外事業部の課長の桐生さん見ました?
すっごくイケメンで女子社員が大騒ぎしてますよ。
まだ29歳なのに、よそのグループからきて、いきなりの課長配属。
フランス在籍中にいくつも契約結んで仕事すごく出来る人みたいですよ。
事情内容は異なるけど、今度海外事業部が締結したい企業がフランスの会社みたいで。
まあ、性格がいいかはわからないですけどね。」

「見た目が良くて仕事もできて性格も良かったら、神様でしょう。
少しくらい 欠点があるほうが人間らしいですね。」
思ったままの感想だ。

「会社的には業績あげてくれるなら最高でしょう。」と落合君。

「やっぱり、見た目が一番でしょう。付き合うならまだしも目の保養になるになるだけなら
イケメンにこしたことないわ。」と久美先輩。


すると、食堂が少し騒ついた。
噂のイケメン課長らしい。
遠目から見ても確かにバランスのとれた体型でカッコ良さそうだ。

私は残業しなくて済むように早めに午後の仕事に取り組みたかったので、
食事を済ませ先に席をたつことにした。

「急ぎの仕事片付けたいので、お先に失礼します。」
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