逃げる彼女に甘い彼 ~my sweetheart~
交際宣言
「芽衣!」
「お兄ちゃん!」
「どういうことだ。柾木くんと芽衣が一緒だなんて。」
お兄ちゃんの厳しい目が向けられる。
「九条さん、ここでは。良かったら私の部屋で話しませんか。」
地下駐車場で修羅場はさすがにないな。
まさか蓮さん家に初めてお邪魔するのにお兄ちゃんが一緒だとは思わなかった。
ジムでも一緒で面識はあるみたいだし。
32階にあるフロアは私の26階よりも重厚な作りだった。
35階のお兄ちゃんのところもこんな感じ。
少しグレードがいいのだろう。
どうぞと通された部屋はいかにも男性の一人暮らしの様なインテリアで、家具以外は物が少なく
生活感がない。
私の部屋よりもリビングが広く、こんな広い部屋持て余すだろうな。
お兄ちゃんの部屋も同様で、だから私がお稽古のあまりのお花を飾りに行くことも。
仕事人間ってほんと寝に帰るだけなのかもしれない。
「とりあえずお茶淹れますので。」
お兄ちゃんは私を見て、どういうことだと視線が厳しい。
二人並んでソファに座り、彼を待つ。
「お待たせしました。」
紅茶を出してくれた。
「お兄ちゃん!」
「どういうことだ。柾木くんと芽衣が一緒だなんて。」
お兄ちゃんの厳しい目が向けられる。
「九条さん、ここでは。良かったら私の部屋で話しませんか。」
地下駐車場で修羅場はさすがにないな。
まさか蓮さん家に初めてお邪魔するのにお兄ちゃんが一緒だとは思わなかった。
ジムでも一緒で面識はあるみたいだし。
32階にあるフロアは私の26階よりも重厚な作りだった。
35階のお兄ちゃんのところもこんな感じ。
少しグレードがいいのだろう。
どうぞと通された部屋はいかにも男性の一人暮らしの様なインテリアで、家具以外は物が少なく
生活感がない。
私の部屋よりもリビングが広く、こんな広い部屋持て余すだろうな。
お兄ちゃんの部屋も同様で、だから私がお稽古のあまりのお花を飾りに行くことも。
仕事人間ってほんと寝に帰るだけなのかもしれない。
「とりあえずお茶淹れますので。」
お兄ちゃんは私を見て、どういうことだと視線が厳しい。
二人並んでソファに座り、彼を待つ。
「お待たせしました。」
紅茶を出してくれた。