君と出会えて
森くんと矢島くん、仲良いんだ。
おい、森、やめろ!と言いながら2人は遠くへ言ってしまった。
森くん、ありがとう。
有難い。
そうだよ、ここ、森くんの席だったじゃん。
「ごめん、河ノ瀬さん。あいつああいうキャラなの。まあ、すぐ慣れる、きっと」
「そっか」
森くんとは学級委員が同じだから少しは喋らなきゃと思った。
「同じ中学?」
「うん、まあ。というか、幼なじみ」
「そうなんだ」
そして本に目をうつす。
数分後、先生が教室に帰ってきて配布物を配り始めた。