Lip noise
それから、30分位して私はハッとした。



「堀川さん!仕事は?!」



私もっ!!学校もろ遅刻じゃん!



『会社には電話を入れておいたよ。君こそ学校大丈夫なの?』



「私は、大丈夫かな?」


嘘。


大丈夫なわけがない。


テスト前のこの貴重な時間。


しかし、そんことしてられないのだ。
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