Lip noise
そのとき…


痴漢?と思われる男が直に触ってきた。


気持ち悪くなってきて、


5分がこんなにも長くって。


車内に音楽が流れる。


もう着いた…と思ったら


痴漢に腕をつかまれていて、身動きできない


誰か…助けてッ。


「おい。おっさん、手ぇ離せよ」


すると、痴漢が握っていた手を離した。


「す、すいません」


慌てて出て行った、中年の男。


私は、安心して  


その場に座ったんだ。

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