見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「…えーと、つまり、琴ちゃんの先輩が堀川さんの兄嫁で、彼女から琴ちゃんのことを紹介された…ということ?」
話を聞いていた菖は、纏めるように訊き返した。
「いや、紹介されたというか、勝手に見つけてね…という雰囲気だったな。名前も顔も教えられなかったし、ただ世話役だというのがキーワードだった」
スポーツ大会に出れば分かる…と言われ、出て直ぐに、彼女だと目星はついたのだが__。
「ああ、それでスポーツ大会で琴ちゃんのことを一目惚れして、今、懸命に猛アピールしてるってこと?」
「全然。一目惚れとかは全くしてない。むしろ、少し幻滅しかけた」
そう言うと眉毛を引き上げた菖は、「ええ〜っ!」と不服そうな声を漏らし。
「幻滅って何よ!幻滅って!」
酷い言い方!と抗議をするが、こっちにも色々と理由がある。
「とにかくもう少し話を聞けって。勿論、菖に時間があるなら…だけどな」
夜行バスに乗るんだろ?と壁掛け時計を指差せば、それよりも今はこっちの方が大事だと言い張り__。
話を聞いていた菖は、纏めるように訊き返した。
「いや、紹介されたというか、勝手に見つけてね…という雰囲気だったな。名前も顔も教えられなかったし、ただ世話役だというのがキーワードだった」
スポーツ大会に出れば分かる…と言われ、出て直ぐに、彼女だと目星はついたのだが__。
「ああ、それでスポーツ大会で琴ちゃんのことを一目惚れして、今、懸命に猛アピールしてるってこと?」
「全然。一目惚れとかは全くしてない。むしろ、少し幻滅しかけた」
そう言うと眉毛を引き上げた菖は、「ええ〜っ!」と不服そうな声を漏らし。
「幻滅って何よ!幻滅って!」
酷い言い方!と抗議をするが、こっちにも色々と理由がある。
「とにかくもう少し話を聞けって。勿論、菖に時間があるなら…だけどな」
夜行バスに乗るんだろ?と壁掛け時計を指差せば、それよりも今はこっちの方が大事だと言い張り__。