見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜＊おまけ終了＊

「そうやって、副社長はいつも、私に期待だけさせて……」


腹立たしそうに呟き、うる…と目元を潤ませる。
そんな彼女にドキッとして、この場で思いの丈を話してしまいそうになったが＿＿。



「それなら…別に嘘にしなければいい」


囁くと、ぽかんと口を開け……。


「はぁ？嘘にしなければいいって、どういう」

「いいから。取り敢えずは早く上に戻って、さっさと行事を終わらせてしまおう」


行くぞ、と肩を抱くとギョッとして俺を見つめる。

その視線を受け止めながら、今度こそちゃんと彼女に話をして、気持ちを伝えるべきだ…と改めて思った。