見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
副社長は笑顔を浮かべて、私の所へやって来ようとしてくれた。
だから、私も彼に近付こうと歩み始めたのだが……。
「副社長!」
「神野ちゃん!」
呼び止められ、一瞬驚いて肩が上がる。
振り向けば、珠紀や同僚達が集まっていて、「一緒に打ち上げやらない?」と誘ってくる。
「今日一番お疲れだったの、神野ちゃんでしょ!」
一緒に飲もうよ、と誘ってくれるのは確かに嬉しい。
正直有難いし、飲みたいと思う気持ちも無くはない。
(だけど…)
悩んでしまい、返答に詰まる。
今日こそはやっと副社長と二人だけで話をして、これまでの事をいろいろと確かめたい…と思っていたのに。
(ここで断ったら、皆の気持ちを台無しにするかな。だけどもう、先延ばしにもしたくない)
どう断ればいい…と頭の中で考え始める。
正直に言ったら騒ぎになってしまうだろうし、かと言って、うまい嘘も見当たらない。
(こういう時、なんて言えばいいの!?)
悩みつつも、疲れたから…と言って、やんわり断るのがベストかな…と思い顔を上げた。
すると、皆の間をするりと抜けてくる人影が見え__。
だから、私も彼に近付こうと歩み始めたのだが……。
「副社長!」
「神野ちゃん!」
呼び止められ、一瞬驚いて肩が上がる。
振り向けば、珠紀や同僚達が集まっていて、「一緒に打ち上げやらない?」と誘ってくる。
「今日一番お疲れだったの、神野ちゃんでしょ!」
一緒に飲もうよ、と誘ってくれるのは確かに嬉しい。
正直有難いし、飲みたいと思う気持ちも無くはない。
(だけど…)
悩んでしまい、返答に詰まる。
今日こそはやっと副社長と二人だけで話をして、これまでの事をいろいろと確かめたい…と思っていたのに。
(ここで断ったら、皆の気持ちを台無しにするかな。だけどもう、先延ばしにもしたくない)
どう断ればいい…と頭の中で考え始める。
正直に言ったら騒ぎになってしまうだろうし、かと言って、うまい嘘も見当たらない。
(こういう時、なんて言えばいいの!?)
悩みつつも、疲れたから…と言って、やんわり断るのがベストかな…と思い顔を上げた。
すると、皆の間をするりと抜けてくる人影が見え__。