見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
打ち上げは二人でやろう…とスマホを取り出して店を調べ始める。
その間もガッチリ腕は掴まれていて、そんな副社長の態度に、また頭を悩ませる。
(どうして、こんなに私のことを捕まえて離さないんだろう)
この間の時もそうだった。
カフェで菖さんに会うまで、手を握って離されなかった。
(この行動の裏には、彼のどんな気持ちが隠されているの?)
私はメンタルケア担当として働き始めてから、何気ない人の行動や言動の裏を観察するような癖がある。
その行動や言葉の裏にこそ、人の本質や悩みが隠されているような気がしているからだ。
じぃっと見ていると、店を見つけたらしい人の目線が上がり、私の方へ向き直る。
その目と合うとドキッと胸が鳴り、また吸い込まれるように見つめてしまいそうになったけれど。
「いい店が近くにある。酒も飲めるけど、料理も美味い…って口コミに上がってる」
其処へ行こう…と腕を握ったまま歩き出される。
けれど、どう見ても強引そうな感じに気が引けた。
「あの…副社長…」
その間もガッチリ腕は掴まれていて、そんな副社長の態度に、また頭を悩ませる。
(どうして、こんなに私のことを捕まえて離さないんだろう)
この間の時もそうだった。
カフェで菖さんに会うまで、手を握って離されなかった。
(この行動の裏には、彼のどんな気持ちが隠されているの?)
私はメンタルケア担当として働き始めてから、何気ない人の行動や言動の裏を観察するような癖がある。
その行動や言葉の裏にこそ、人の本質や悩みが隠されているような気がしているからだ。
じぃっと見ていると、店を見つけたらしい人の目線が上がり、私の方へ向き直る。
その目と合うとドキッと胸が鳴り、また吸い込まれるように見つめてしまいそうになったけれど。
「いい店が近くにある。酒も飲めるけど、料理も美味い…って口コミに上がってる」
其処へ行こう…と腕を握ったまま歩き出される。
けれど、どう見ても強引そうな感じに気が引けた。
「あの…副社長…」