見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「私、副社長が好きです。もう…一目惚れとか関係もなく、きちんとこの気持ちを副社長に知って欲しい!」
真っ直ぐ届いて欲しい。
それだけを願って、ぎゅっと手を握り返した。
いろいろとややこしい弁解をしてきたけれど、それを全部丸ごと彼に受け止めて欲しい。
そんな都合のいいことを考えていた。
「琴音…」
優しい声で名前を呼ぶ彼に目を見張る。
伸びてくる指先が頬に触れ、私の心臓はマックスに鳴り響いた。
「俺も……好きだよ」
そう言うと近づく顔が頬の近くで止まる。
ハッと何かに気づいたように目線を配る相手を見つけ、スルッと視線を滑らせた。
(あっ…)
周囲のテーブルに着く人達が、私達の方を見遣っていた。
興味津々な顔つきで見つめられ、途端に恥ずかしくなって俯いた。
「すみません。私…」
店内にいるのをすっかり忘れていた。
こんな事なら、最初から別の場所で話をすれば良かった。
きゅっと脇を締めて緊張すると彼が笑う。
自分が言った通りだと頬を指が撫でていく。
「もう少し話すか?此処じゃなく、別の場所で」
真っ直ぐ届いて欲しい。
それだけを願って、ぎゅっと手を握り返した。
いろいろとややこしい弁解をしてきたけれど、それを全部丸ごと彼に受け止めて欲しい。
そんな都合のいいことを考えていた。
「琴音…」
優しい声で名前を呼ぶ彼に目を見張る。
伸びてくる指先が頬に触れ、私の心臓はマックスに鳴り響いた。
「俺も……好きだよ」
そう言うと近づく顔が頬の近くで止まる。
ハッと何かに気づいたように目線を配る相手を見つけ、スルッと視線を滑らせた。
(あっ…)
周囲のテーブルに着く人達が、私達の方を見遣っていた。
興味津々な顔つきで見つめられ、途端に恥ずかしくなって俯いた。
「すみません。私…」
店内にいるのをすっかり忘れていた。
こんな事なら、最初から別の場所で話をすれば良かった。
きゅっと脇を締めて緊張すると彼が笑う。
自分が言った通りだと頬を指が撫でていく。
「もう少し話すか?此処じゃなく、別の場所で」