見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「私は入社して五年目か。だけど、未だに下っ端な仕事しかしてないよ」
それいいのか?と手元にある健康診断の申し込み表を確認しながら愕然とする。
入社して三年間は新人のつもりで毎日が勉強だと思い一生懸命仕事に勤しんできたけれど、五年目の今、変わらずの福利厚生担当って……一体何なのよ。
「この申し込み表も何年目を通してると思う?」
ついポロッと愚痴のような声を漏らしてしまう。
それを慌てて引っ込める様に口元を書類で隠したけれど、周りの人には聞こえてなかっただろうか。
そうっ…と目線を流して周囲にいる社員達の顔色を窺う。
ホッ。
どの人も私の声など耳にも入ってない感じで黙々と仕事に取り組んでいる。
「私も文句言ってないでやるか」
これが今の自分に課せられた仕事だもんな、と諦めモードで申し込み表の確認に取り掛かる私。
(株)Horikawa家具 本社総務課勤務、神野琴音。
先月二十七歳になったばかりで、社員達の福利厚生を担当している。
それいいのか?と手元にある健康診断の申し込み表を確認しながら愕然とする。
入社して三年間は新人のつもりで毎日が勉強だと思い一生懸命仕事に勤しんできたけれど、五年目の今、変わらずの福利厚生担当って……一体何なのよ。
「この申し込み表も何年目を通してると思う?」
ついポロッと愚痴のような声を漏らしてしまう。
それを慌てて引っ込める様に口元を書類で隠したけれど、周りの人には聞こえてなかっただろうか。
そうっ…と目線を流して周囲にいる社員達の顔色を窺う。
ホッ。
どの人も私の声など耳にも入ってない感じで黙々と仕事に取り組んでいる。
「私も文句言ってないでやるか」
これが今の自分に課せられた仕事だもんな、と諦めモードで申し込み表の確認に取り掛かる私。
(株)Horikawa家具 本社総務課勤務、神野琴音。
先月二十七歳になったばかりで、社員達の福利厚生を担当している。