見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
ぎゅっと唇を噛み、こぼれ落ちそうになる涙を堪える。

今の私は、誰かの相談を受けた後よりも深く落ち込んでいて、この思いを誰にでもなく、副社長に聞いて欲しい…と心の底から願った。



(もう聞いて貰えないかもしれないけど…)


それでもバレンタインデーには、もう一度自分の気持ちを彼に届けてみよう…と心に決める。

まだ何も始まっていない私達だからこそ、きちんと向かい合い、前に進もう…と手を強く握りしめた。



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