見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
バレンタインデー当日は、朝から賑やかだった。
オフィスの通例では、就業中のチョコレートは義理だけ、と決まっているところを、私が協力した同僚達は、仲間の力を借りていろんな場面で本命チョコやプレゼントを手渡し、告白してその場でカップルが成立する人達もいた。
カップルになれた人達は皆、幸せそうな満足そうな顔をしていた。
珠紀もずっと片思いをしていた主任といい仲になれた…と報告してきて、私は心から、良かったね…と喜び合った。
「ねぇ、神野ちゃんはチョコレートをいつ副社長に渡すの?やっぱり終業後?」
訊ねる彼女に、うん…と曖昧な返事をする。
本当は渡せるのかどうかさえも微妙な雰囲気で、グダグダとまだ悩んでいた。
「チョコレート、手作りしたんでしょ?」
毎年くれる友チョコがそうだったもんね、と去年までのことを持ち出す。
その質問に私はニコッと微笑み、「想像に任せる」と言って、さっさと逃げだした。
オフィスの通例では、就業中のチョコレートは義理だけ、と決まっているところを、私が協力した同僚達は、仲間の力を借りていろんな場面で本命チョコやプレゼントを手渡し、告白してその場でカップルが成立する人達もいた。
カップルになれた人達は皆、幸せそうな満足そうな顔をしていた。
珠紀もずっと片思いをしていた主任といい仲になれた…と報告してきて、私は心から、良かったね…と喜び合った。
「ねぇ、神野ちゃんはチョコレートをいつ副社長に渡すの?やっぱり終業後?」
訊ねる彼女に、うん…と曖昧な返事をする。
本当は渡せるのかどうかさえも微妙な雰囲気で、グダグダとまだ悩んでいた。
「チョコレート、手作りしたんでしょ?」
毎年くれる友チョコがそうだったもんね、と去年までのことを持ち出す。
その質問に私はニコッと微笑み、「想像に任せる」と言って、さっさと逃げだした。