見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
落ち込んだまま、社食の窓際で昼食を摂ろうと座っていた。
しかし、食べる気も起こらず、北風の吹く外をじっと見つめていた。
「こんにちは」
声をかけられ、ハッとして目を向ける。自分の斜め右側に高吉君が立っていた。
「食べないんですか?ラーメン、伸びますよ」
寒いですねー、今日…と言いながら隣に座り、箸を取って同じくラーメンを食べようとする。
それを見つめながら、そうね…と呟き、食べないとね…と箸を手にした。
「…何となく、食欲ない感じですか?」
右側から覗くように顔を見せる彼に、「え…」と声が詰まった。
「俺、自分もたまにそういう時があったから、微妙に分かっちゃうんですよね。
胸がいっぱい…っていう感じかな。胃袋に入らない気がして」
今はそういうのは無くなったけど…と微笑む彼は、以前よりも明るそうだ。
先月のボウリングの時の様な気まずさもなく、元気を取り戻している。
「何かありました?俺で良かったら、話を聞きますよ」
散々、ご迷惑かけてきたので…と言う彼に、ジン…ときてしまう。
些細な気落ちに気づいてくれる人は、副社長だけだと思っていたから。
しかし、食べる気も起こらず、北風の吹く外をじっと見つめていた。
「こんにちは」
声をかけられ、ハッとして目を向ける。自分の斜め右側に高吉君が立っていた。
「食べないんですか?ラーメン、伸びますよ」
寒いですねー、今日…と言いながら隣に座り、箸を取って同じくラーメンを食べようとする。
それを見つめながら、そうね…と呟き、食べないとね…と箸を手にした。
「…何となく、食欲ない感じですか?」
右側から覗くように顔を見せる彼に、「え…」と声が詰まった。
「俺、自分もたまにそういう時があったから、微妙に分かっちゃうんですよね。
胸がいっぱい…っていう感じかな。胃袋に入らない気がして」
今はそういうのは無くなったけど…と微笑む彼は、以前よりも明るそうだ。
先月のボウリングの時の様な気まずさもなく、元気を取り戻している。
「何かありました?俺で良かったら、話を聞きますよ」
散々、ご迷惑かけてきたので…と言う彼に、ジン…ときてしまう。
些細な気落ちに気づいてくれる人は、副社長だけだと思っていたから。