見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「ふく……」
頭の中で、ううん…と首を横に振った。
今、自分の目の前にいる人は、企業のトップに立つ彼ではない。
「かずゆき…さ……」
ん…っ、と声を無くしたのは、彼が私の唇を塞いだからだ。
求めるように体をぎゅっと抱かれて、息も継げないくらいに熱いキスが注がれてくる。
大きな掌が頬を摩って髪の毛を掬う。
背中に回される腕も強くて、熱くて体温が上がっていく。
「琴音…」
声を漏らす彼の吐息も熱い。
それを間近で受け止めながら、軽い脳震盪を起こすような錯覚に襲われた。
「…はっ…」
息を吐き出してもまた唇が奪われる。
そうして自由を無くし、暫く彼の気持ちを受け止め続けた____。
_______________________
「……悪い。暴走した」
唇を離した彼は、急に反省をしたように謝ってくる。
私はヒリヒリする唇を指で押さえ、いいえ…と頭を横に振った。
「もう午後の就業は始まってるな。仕事へ戻らないとマズいよな」
このまま帰れたら一番いいのに…と呟く彼に、笑みが溢れる。
それをしたらきっと、来週から凄い騒ぎになると思う。
頭の中で、ううん…と首を横に振った。
今、自分の目の前にいる人は、企業のトップに立つ彼ではない。
「かずゆき…さ……」
ん…っ、と声を無くしたのは、彼が私の唇を塞いだからだ。
求めるように体をぎゅっと抱かれて、息も継げないくらいに熱いキスが注がれてくる。
大きな掌が頬を摩って髪の毛を掬う。
背中に回される腕も強くて、熱くて体温が上がっていく。
「琴音…」
声を漏らす彼の吐息も熱い。
それを間近で受け止めながら、軽い脳震盪を起こすような錯覚に襲われた。
「…はっ…」
息を吐き出してもまた唇が奪われる。
そうして自由を無くし、暫く彼の気持ちを受け止め続けた____。
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「……悪い。暴走した」
唇を離した彼は、急に反省をしたように謝ってくる。
私はヒリヒリする唇を指で押さえ、いいえ…と頭を横に振った。
「もう午後の就業は始まってるな。仕事へ戻らないとマズいよな」
このまま帰れたら一番いいのに…と呟く彼に、笑みが溢れる。
それをしたらきっと、来週から凄い騒ぎになると思う。