見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
返事をどうしたらいいのか分からず、黙り続けておくのもいけないと思う。
けれど、適当な返事をしては益々駄目だ…と思えば思うほど、声は喉の奥に引っ込んでいき、押し出そうとしても出ていってくれない。
やっと彼とこんな近くまで接近できたのに、このまま何も話せず、もっと近寄れなくなるのは嫌だ。
私は千之さんときちんと向かい合いたいから、その為に、この部屋へ彼を通した。
だから、恥ずかしくても躊躇ってでも、彼を視界に入れたい。
ずっと私を見守ってきてくれた彼と一緒に、このまま愛を語りたい___。
ぎゅっと手を握って勇気を振り絞る。
その手を開いて彼の手の甲に乗せると、向こうの目線が上がり、私に向けられてくるから心臓が速まった。
「私も……千之さんしか見たくないです。…このままずっと、貴方の視界に、私を収めてもらっても……いいですか?」
一生…と、その言葉は早い…と飲み込んだ。
彼は素早い瞬きを繰り返して頷き、ぎゅっと反対の手を私の背中に回す。
けれど、適当な返事をしては益々駄目だ…と思えば思うほど、声は喉の奥に引っ込んでいき、押し出そうとしても出ていってくれない。
やっと彼とこんな近くまで接近できたのに、このまま何も話せず、もっと近寄れなくなるのは嫌だ。
私は千之さんときちんと向かい合いたいから、その為に、この部屋へ彼を通した。
だから、恥ずかしくても躊躇ってでも、彼を視界に入れたい。
ずっと私を見守ってきてくれた彼と一緒に、このまま愛を語りたい___。
ぎゅっと手を握って勇気を振り絞る。
その手を開いて彼の手の甲に乗せると、向こうの目線が上がり、私に向けられてくるから心臓が速まった。
「私も……千之さんしか見たくないです。…このままずっと、貴方の視界に、私を収めてもらっても……いいですか?」
一生…と、その言葉は早い…と飲み込んだ。
彼は素早い瞬きを繰り返して頷き、ぎゅっと反対の手を私の背中に回す。