見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜＊おまけ終了＊

周りのことをいつも真剣に考えている先輩だからこそだろうと思っていた。
でも、実はそうではなく、この仕事が常に人の為に動く仕事だからだ…と気がついた。

そういう仕事に就けている自分は、ひょっとしてラッキーだったのかもしれない。

初めて先輩に見初められた時は、出来るのだろうか…と不安で、研修へ行かされても、周りの人達より自分が浮いているような気がしてやれなかったのに。


メンタルケアとか、簡単に言われても出来ないよ…と思い、忠実に研修内容や先輩からのアドバイスを守り通してきた。

ただそれだけで、今その結果が報われているとしたなら、これ以上に悦ばしいことはない。

やってきて良かった…と改めて思う。
今後も、この仕事を誇りに思って務めていきたい＿＿＿。



（でも…いつまで…？）


自分の為だけに働いて欲しい…と言った人の声が頭を掠める。

あの言葉が現実になるのはいつのことで、それまで私は、後任の人を見つけることが出来るのだろうか。