見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「俺の知らない所で、男と二人きりになるなよ」
終業後、彼に電話をし、「話がある」と言ったら、急にそう返されてきた。
「私、まだ何も言ってませんよ」
どうして知っているの!?…と驚きながら訊ねれば、「いろいろ教えてくる輩が多いんだ」…と理りを言う。
「休憩室であいつと一緒だったんだろ。高吉とかいう若い男性社員と」
「あの…それって、嫉妬ですか?」
また独占欲?と頭の中で思い返して訊ねると、一瞬沈黙し、ゴホン…と咳払いをしてくる。
「悪いか」
「いえいえ、別にそういう訳では」
「だったら、別にいいだろ。俺は見えない範囲で、琴音が男と居るのが嫌なだけだ」
例え、顔見知りの社員でも…と心の狭いことを言う彼に、ついクスッと笑いを含んでしまう。
「何だよ」
「いえ、ちょっと嬉しいな、と思ってしまって」
照れくさい…という感情も含まれている。
彼に自分が想われているのが心地いい反面、もっと妬いて欲しい…という願望も湧いてくる。
終業後、彼に電話をし、「話がある」と言ったら、急にそう返されてきた。
「私、まだ何も言ってませんよ」
どうして知っているの!?…と驚きながら訊ねれば、「いろいろ教えてくる輩が多いんだ」…と理りを言う。
「休憩室であいつと一緒だったんだろ。高吉とかいう若い男性社員と」
「あの…それって、嫉妬ですか?」
また独占欲?と頭の中で思い返して訊ねると、一瞬沈黙し、ゴホン…と咳払いをしてくる。
「悪いか」
「いえいえ、別にそういう訳では」
「だったら、別にいいだろ。俺は見えない範囲で、琴音が男と居るのが嫌なだけだ」
例え、顔見知りの社員でも…と心の狭いことを言う彼に、ついクスッと笑いを含んでしまう。
「何だよ」
「いえ、ちょっと嬉しいな、と思ってしまって」
照れくさい…という感情も含まれている。
彼に自分が想われているのが心地いい反面、もっと妬いて欲しい…という願望も湧いてくる。