見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
翌朝、私を呼ぶ千之さんの大声で目が覚めた。
「琴音っ!早く起きてきて見ろよ!」
テントの外から叫んでいるみたいで、私はむくっと体を起こすと出入り口を見つめ、(何事?)…と思いながら寝袋の外へと這い出した。
「…寒っ!」
一気にくる冷気にゾクッと震えながら身を縮こませ、手近にあったダウンを着て、彼が呼ぶ外へと向いて足を運んだ。
「何?」
そんなに呼んで何を見せようと言うのだろう…と多少不機嫌になりつつも顔を覗かせる。
テントから外へ向けて視線を移せば周りはとても眩しくて、一瞬目を閉じてしまいたくなるくらいの明るい光に包まれていた。
一体どうして…と瞼を細めて見つめると、一面の銀世界が見え、「えっ!」と驚いたまま目を見開き固まってしまった。
「凄いだろ!」
出入り口の側までやって来る彼は、唖然としている私の手を取って外へと連れ出した。
外は三百六十度真っ白な世界で、私はますます言葉を無くしてしまい景色に見入った。
「昨夜のうちに雪が降ったみたいなんだよ。それで樹氷が成長して、ぱっと見、氷の世界が出来上がったわけ」
「琴音っ!早く起きてきて見ろよ!」
テントの外から叫んでいるみたいで、私はむくっと体を起こすと出入り口を見つめ、(何事?)…と思いながら寝袋の外へと這い出した。
「…寒っ!」
一気にくる冷気にゾクッと震えながら身を縮こませ、手近にあったダウンを着て、彼が呼ぶ外へと向いて足を運んだ。
「何?」
そんなに呼んで何を見せようと言うのだろう…と多少不機嫌になりつつも顔を覗かせる。
テントから外へ向けて視線を移せば周りはとても眩しくて、一瞬目を閉じてしまいたくなるくらいの明るい光に包まれていた。
一体どうして…と瞼を細めて見つめると、一面の銀世界が見え、「えっ!」と驚いたまま目を見開き固まってしまった。
「凄いだろ!」
出入り口の側までやって来る彼は、唖然としている私の手を取って外へと連れ出した。
外は三百六十度真っ白な世界で、私はますます言葉を無くしてしまい景色に見入った。
「昨夜のうちに雪が降ったみたいなんだよ。それで樹氷が成長して、ぱっと見、氷の世界が出来上がったわけ」