見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「でも、私…」
葉山さんのことで自信を無くした上に、関係もない彼と彼女のことを何かと詮索してしまった。
絶対にあり得るはずなどない…と思いながらも、やはり不安が拭えていなかった。
だから、こんな指輪を貰えるわけがない…と思えてしまう。
自分よりも他に、もっと彼に相応しい人がいそうな気がして、気持ちが暗く重たくなってきてしまった……。
「琴音は真面目だから、今もこんなの貰えない…とか考えてるんだろ。昨日、俺を疑ったし、相応しくはないとか思ってるんじゃないのか?」
手を握ると彼は指先を自分の唇につける。
チュッと吸い付くと指先を絡ませ、また目線を落として私へと向け直した。
「けれど俺は琴音が側にいればもういいんだ。地上でも山の上でも何処でも、琴音以外の女は要らないと思っているし、それくらい、琴音に夢中になっているんだと言えばいいか?それだけでは、やっぱりまだ不十分か?」
自分だけのものにしたいから、これを贈ると決めたんだけどな…と笑う彼の顔がぼやけていき、私は、ううん…と首を横に振った。
「もう……十分です」
葉山さんのことで自信を無くした上に、関係もない彼と彼女のことを何かと詮索してしまった。
絶対にあり得るはずなどない…と思いながらも、やはり不安が拭えていなかった。
だから、こんな指輪を貰えるわけがない…と思えてしまう。
自分よりも他に、もっと彼に相応しい人がいそうな気がして、気持ちが暗く重たくなってきてしまった……。
「琴音は真面目だから、今もこんなの貰えない…とか考えてるんだろ。昨日、俺を疑ったし、相応しくはないとか思ってるんじゃないのか?」
手を握ると彼は指先を自分の唇につける。
チュッと吸い付くと指先を絡ませ、また目線を落として私へと向け直した。
「けれど俺は琴音が側にいればもういいんだ。地上でも山の上でも何処でも、琴音以外の女は要らないと思っているし、それくらい、琴音に夢中になっているんだと言えばいいか?それだけでは、やっぱりまだ不十分か?」
自分だけのものにしたいから、これを贈ると決めたんだけどな…と笑う彼の顔がぼやけていき、私は、ううん…と首を横に振った。
「もう……十分です」