見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「病気のこともあったし、人事部長も決めかねていたんだが、本人の強い意思があってやる気があるなら、やらせてみてもいいんじゃないのか…と後押しした」
悪い、琴音の希望を無視して…とまた謝る。
それにも私は首を振り、「それが高吉君の為にもなるなら」と答えた。
「私が掲示板を見ながら溜息を吐いていたのは、彼が異動するのが残念だからとかじゃなくて、異動した後に病気が再発して、また緊張した顔を彼がしなければいいけどな…と心配していたせいもあったの。でも、今聞いた話では希望が叶ったみたいだし、それを知ったらきっと、彼はまた頑張れると思う」
けれど、仕事は自分一人が頑張って出来るわけではない。
誰かと競う為でもなければ、定めた目標に上り詰めていくのは自分自身の努力次第で、それは仕事であっても山登りでも、何でも同じことではないのか…と妙に気持ちがスッキリしていた。
「私、山へ登って大切なことを知った気がする。だから、明日からまた仕事も頑張る」
悪い、琴音の希望を無視して…とまた謝る。
それにも私は首を振り、「それが高吉君の為にもなるなら」と答えた。
「私が掲示板を見ながら溜息を吐いていたのは、彼が異動するのが残念だからとかじゃなくて、異動した後に病気が再発して、また緊張した顔を彼がしなければいいけどな…と心配していたせいもあったの。でも、今聞いた話では希望が叶ったみたいだし、それを知ったらきっと、彼はまた頑張れると思う」
けれど、仕事は自分一人が頑張って出来るわけではない。
誰かと競う為でもなければ、定めた目標に上り詰めていくのは自分自身の努力次第で、それは仕事であっても山登りでも、何でも同じことではないのか…と妙に気持ちがスッキリしていた。
「私、山へ登って大切なことを知った気がする。だから、明日からまた仕事も頑張る」