見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「葉山さんは、ひょっとして臨床心理士の資格をお持ちですか?」
私の質問にピクッと手を揺らす彼女は、こっちを見るでもなく、あっさりと返事する。
「ええ」
飲み物を注ぐ手を止めない彼女を見据えながら、やっぱり…と思う気持ちと、もう一つ別の質問が浮かんできた。
それを今、訊くべきなのかどうか…と迷っているうちに、乾杯の準備を…と声をかけられ、ドリンクを配ることになってチャンスを逃した。
後からでもいいから話す時間を下さい…とその時言えば良かったのだが、懇親会が始まると忙しく、彼女に声をかけることは出来なかった。
午後の仕事を始めながら、胸に引っ掛かることを考えていた。
私が思うに、多分あの人が葉山さんの言っていた『大事な人』に当たるのではないだろうかと感じるが、二人の接点が浮かばず、相手に電話をかけるのを躊躇った。
それに、かけたところで正直に教えてくれないかも…とも思う。
万が一、教えてくれたとしても、今度は自分が動揺してしまいそうで、仕事中に聞いてはいけないことだな…と我慢する。
私の質問にピクッと手を揺らす彼女は、こっちを見るでもなく、あっさりと返事する。
「ええ」
飲み物を注ぐ手を止めない彼女を見据えながら、やっぱり…と思う気持ちと、もう一つ別の質問が浮かんできた。
それを今、訊くべきなのかどうか…と迷っているうちに、乾杯の準備を…と声をかけられ、ドリンクを配ることになってチャンスを逃した。
後からでもいいから話す時間を下さい…とその時言えば良かったのだが、懇親会が始まると忙しく、彼女に声をかけることは出来なかった。
午後の仕事を始めながら、胸に引っ掛かることを考えていた。
私が思うに、多分あの人が葉山さんの言っていた『大事な人』に当たるのではないだろうかと感じるが、二人の接点が浮かばず、相手に電話をかけるのを躊躇った。
それに、かけたところで正直に教えてくれないかも…とも思う。
万が一、教えてくれたとしても、今度は自分が動揺してしまいそうで、仕事中に聞いてはいけないことだな…と我慢する。