見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
仕事が終わってから…と堪え、年度末最後の終業を待つ。
定時になり、「今年度も皆、よく頑張ってくれた」と言う部長の言葉に頭を下げて更衣室へ行き、やっと着替えて一息ついた。
そろそろ電話をしてもいいかな…とスマホを取り出した。
液晶を見つめながら、乗っけに先ず何を聞こうか…と悩み、直接会いに行ってもいいでしょうかと訊ねよう…と決め、指先を伸ばす。
電話のアプリをタップして、相手の名前を電話帳から見つける。
その通話ボタンを再びタップしようと指先を向けると、短い着信音が鳴り響き、ビクッ!と驚いて手を揺らした。
『琴音、今から時間取れるか?』
メッセージの差出人は千之さんだ。
それを見つめながら、つくづく今日はタイミングが悪い…と感じ、『取れますよ』と短い返事を打ち返す。
程なく既読になった画面には、『十分後、地下の駐車場で』と文字が入り、それに『はい』と答えて気が削がれた。
もう葉山さんのことは明日でいい…と諦めてメイクをし直す。
頭では、こんな時間にメッセージを送ってきた千之さんのことも気になり、何事かあったのだろうか…と焦って駐車場へと急いだ。
定時になり、「今年度も皆、よく頑張ってくれた」と言う部長の言葉に頭を下げて更衣室へ行き、やっと着替えて一息ついた。
そろそろ電話をしてもいいかな…とスマホを取り出した。
液晶を見つめながら、乗っけに先ず何を聞こうか…と悩み、直接会いに行ってもいいでしょうかと訊ねよう…と決め、指先を伸ばす。
電話のアプリをタップして、相手の名前を電話帳から見つける。
その通話ボタンを再びタップしようと指先を向けると、短い着信音が鳴り響き、ビクッ!と驚いて手を揺らした。
『琴音、今から時間取れるか?』
メッセージの差出人は千之さんだ。
それを見つめながら、つくづく今日はタイミングが悪い…と感じ、『取れますよ』と短い返事を打ち返す。
程なく既読になった画面には、『十分後、地下の駐車場で』と文字が入り、それに『はい』と答えて気が削がれた。
もう葉山さんのことは明日でいい…と諦めてメイクをし直す。
頭では、こんな時間にメッセージを送ってきた千之さんのことも気になり、何事かあったのだろうか…と焦って駐車場へと急いだ。